2023-01-01から1年間の記事一覧
2023年の株主総会で、投資家のウォーレンバフェットは再生可能エネルギーについて以下のように バフェット ・過去にBRKはミッドアメリカンという再生可能エネルギーの会社を買収し、今はバークシャーハサウェイエナジと呼ばれている。 ・国によって政策は異…
第十七回 「義を見てせざるは勇無きなり」 ・史記によると孔子は朝廷にいる間に、少なくとも二人殺した。 論語にはこういうことは書いていないし、不愉快。信じたくない。 ・そもそも論語には、「悪い奴全部殺してしまえば、良い政治ができる?」ときかれ、 …
第十六回 魯の宰相時代の生活 ・50-56才のキャリアについて →孔子は、当初都知事のようなポジションにつき、その後昇格して、建設大臣、司法長官、法務大臣、首相となった。 →そこで専横していた3ファミリの家老を排除しようとして負ける。 ・この間の言行は…
第十五回 「五十にして天命を知る」 ・孔子、50-56才まで魯の宰相になる。結果は失敗。 ・3つの家老の争いをやめさせようとして失敗、菅原道真っぽい。 ・荻生徂徠はこの点で、孔子は釈迦とは実務が違うと主張。 ・中国の最近の「論語」解釈研究では、名前を…
第14回 「論語」の「仁」とキリスト教の神 ・蒋介石も毛沢東も周恩来も論語は暗誦しているだろうと言ったら、ホーチミンはどうか?とリスナーからの質問。→ホーチミンも読み込んでいると思う。 ・「論語」と「聖書」の対比 人間の本質を罪びとととらえるか、…
第十三回 「論語」の世界観と老荘の道 ・論語の中には、没価値説やそれに基づく政治否認説がある。 ・直きを以て恨みに報い、徳を以て徳に報いよ → 新約聖書マタイ伝と比較される。老子にもある。 ・微子 第18には二つの没価値説者との遭遇が述べられてい…
第12回 孔子と老子の対話伝説 ・老子は、価値や秩序の否定。没価値説によって政治否定 ・老子は孔子よりも年配であるとして対話したという説がある ・孔子は老子に「礼」(社会生活、家庭生活の法則)について聞いた。 礼記には、日食の時に葬儀の列を止める…
第11回 政を為すに徳を以ってす ・孔子の政治は道徳による政治 ・篇名の付け方は最初の小の初めの2字を取って、雑多な内容を扱っている。 内容は自由に動き回っているので、為政だからといって政治のことだけ書いてあるわけではない。 ・刑を以て政をすれば…
第十回 政治を通して理想を実現する ・陽貨には心を動かされなかった孔子だが、公山弗擾の反乱には招聘に応じようとする。子路は怒る。 ・なぜ招聘に応じようとしたのか。天命を知ることで、人生の有限を知ったのかもしれない。 ・子路について ・親ら(みず…
バークシャーハサウェイ株主総会動画から 現金はゴミではない。原文の韻がいいね。 バフェット ・FEDの動きについて特に心配していない ・2%のインフレに不安はない。 ・最も興味深いのは通貨の循環。毎週確認している。 ・誰も現金をゴミだと思っていない…
バークシャーハサウェイの株主総会で、今後100年の展望について CEOのウォーレンバフェットと、副社長のマンガ―が発言した内容。 結論:長期的にはバリュー投資を続ける。 100年先のビジョンについての質問 バフェット ・グラハムについて。 チャーリーマン…
バークシャーハサウェイのCEOであるウォーレンバフェットと副社長のチャーリーマンガーが2023年時点の年次総会でAIに関する考えを述べた。 要点は以下と把握(間違ってるかもしれないし、これを元に投資の判断に使えということではなく、投資家がAIをどう見…
第9回 孔子を取り巻く世の乱れ(二) ・権謀術数の世界 ・陽貨と孔子のレスバ。孔子の思慮。居留守、留守時の訪問に留守時で返すetc... 小言 こういうドロドロとした世情は現在にも通じるものがある。 孔子は、その中で、理想に燃えることばを発信しつづけ…
孔子を取り巻く世の乱れ(1) ・論語の魅力のひとつはことばの強さ。 ・発憤忘食、楽以忘憂、不知老之将至云爾 ・人格の偉大さとともに、世界の現実がみにくかった。 ・斉の景公の先代の不倫下剋上スキャンダルと下手人の謀略失敗による自殺 ・外国勢力 陳…
第7回 「論語」は封建的な書物か ・「君君たれ、臣臣たれ、父父たれ、子子たれ」の続き。日本では「君、君たらずとも、臣は臣たらざるべからず、父、父たらずとも子は子たらざるべからず」というが、中国的ではないし、日本発祥ではないかと考えていた。 ・…
第6回 斉の景公との対話 ・司馬遷は列伝でなく世家、大名家の歴史に孔子の歴史を記載した。 ・30代半ばで音楽にあって感動して...と共に記載あるのは ・景公の話。在位は長いが凡庸な君主。 4000の馬がいたが死んだとき誰も褒めなかった。 伯夷叔斉は飢え死…
腕は一流だがトラブルメーカーな料理人アダムの成長物語。 なのか? たぶん、料理の演技は上手なのかもしれない。 あまりあんな風に怒鳴っているのがみえるレストランでは食事をしたいと思わないが。 ミシュランの調査員がそっとフォークを床に置くとか、水…
第5回 「三十にして立つ」 孔子の青年時代について解説がはじまる ・10歳の時に、総理大臣である子産が学者が政治批判をするので大学をつぶせといった側近然明に、良いところは取ればいいし、悪いのは改めようと言ったのを、「ほかの人が子産を仁でないと言…
トム・クルーズ主演の1993年映画。 【概要】 ハーバードロースクールを首席で卒業した主人公は、都会の大手よりも好待遇なメンフィスの事務所に勤めるが、事務所には裏の顔があり、FBIとマフィアにはさまれた主人公は・・・ 【小言】 法廷での証言や、証拠の…
第4回 十有五にして学に志す ・孔子の出生伝説、怪力乱神を語らずというのにこんな説さえも出てしまうほど。 ・恵まれない環境ではあったが若い頃からとても優秀であった。 小言 3回の続きである。
「来る」の澤村伊智氏の新作。 よくわからないひらがなの不気味な名前の「おばけ」がでるシリーズ。(ぼぎわん、ぜんしゅ、しりばば・・・) 比嘉姉妹シリーズ。というらしい。 独特のひらがなによる怪異の名づけ方が気持ち悪さを、伝えてくる。 同時に、臭…
第3回 孔子の生まれ ・前回蒋介石や毛沢東も論語は読んでいるはずと言ったところNHKのディレクタが、マルクスレーニン主義の毛が古臭いものは読んでいるはずがないと不満だった。そこで毛沢東も論語を多々引用していることを立証した。 ・中国の文化での孔…
第2回 「論語」が読まれてきた理由 前回は広く読まれていた事実を述べ今回はどう読まれてきたかについて。 ・古事記に論語と千字文がもたらされた記載があるが、奈良、平安朝においてはそれほど重視されていなかった。 ・奈良時代ごろに中国で古典研究の学…
2020年代、日本で古典は人気がない。さらに昔の学説を単に古いということや、文献学的な「解釈」が変わったとかいうだけの理由で排斥しようという動きに満ち満ちている。 古典とは、ほんとうにそんなにもつまらないものだろうか? 古典を固定した一意に解釈…
第1回 はじめに―――「論語」とはどんな書物か ・明治までは日本で最も広く読まれていた。 ・500章くらいからなるが知識人は暗誦しているレベル ・学問、人道についての短い文章からなる ・国学者の本居宣長も読み込んでいるからこそ、批判ができている 小言 …
今人工知能と呼ばれているGPTについて、しばらく実証と検討をしてきたが、違和感を感じている。この違和感を言語化してみようと思って書いてみる。(2023/3/7時点初稿、3/8加筆修正) 古典、といわれるものを精緻に読むとき、ひとは、文言の精密な検討からは…
野毛山動物園にラージャというインドライオンがいる。 檻に長くいるからか、ネコ科がリラックスしているときの習性なのか、定位置でじっと溜めがある姿勢でだらっとして、見物する人たちを一人ずつ観察して、ときどき思い出したように、「ガオ」と声を出す。…
労働と読書は両立しないのか? 経験からして、一定以上に能力を使うと、帰宅してから読書をするなどという余裕はなかなか生まれない。というか、音声も文字も受容できない。 文字が読んでも頭に入ってこないというのは、そんな簡単なことがなぜ?頭がおかし…
結論 ・現段階において、BingによるChatGPTは特許文献の調査や、その要点の抽出に関しては使ってはいけない。 ・ChatGPTは知財業務の負荷を低減にはつながらない(確認コスト増加) ・GPT-3.5というモデルが、Given an initial text as prompt, it will prod…
何も考えずに見たら面白いと思う。前提知識一切不要。 ダメ警官の主人公。 余命がすくないことをして、やけくそになったら優秀な(?)警官に早変わり。 というありきたりのストーリーと見せかけて、 命を捨ててかかっても、なおもダメ人間っぷりを遺憾なく…