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「論語の話」 吉川幸次郎 第14回

第14回 「論語」の「仁」とキリスト教の神

蒋介石毛沢東周恩来論語は暗誦しているだろうと言ったら、ホーチミンはどうか?とリスナーからの質問。→ホーチミンも読み込んでいると思う。

・「論語」と「聖書」の対比 人間の本質を罪びとととらえるか、本来善であると捉えるか。

・「神」に対蹠する概念としての「天」と「命」がある。しかし、論語は「仁」について述べる。

・米中が互いに、その大事にしてきた教え(聖書 / 論語)があり、その教えの中身をお互いに知らず軽蔑しあっていることで不幸が起きているのではないかとすら思う。

・次回は50才からのしばらくについて。

 

小言

はじまり方が、ラジオだったのだなという感じと当時の政治情勢がうかがえる。

話の腰を折るような、突飛なお手紙でも、そこに合わせつつ、ちゃんと話の筋を通しつづけるあたり、現代の人とは比べものにならないほど「おとな」だ。