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論語の話 吉川幸次郎 第6回

第6回 斉の景公との対話

司馬遷は列伝でなく世家、大名家の歴史に孔子の歴史を記載した。

・30代半ばで音楽にあって感動して...と共に記載あるのは

・景公の話。在位は長いが凡庸な君主。

 4000の馬がいたが死んだとき誰も褒めなかった。

 伯夷叔斉は飢え死にしたが人は賞賛しているのに。と孔子が批評を下したほど。

・若いときに仁による政治をと対話している。「政とは?」「君君たれ、臣臣たれ、父父たれ、子子たれ」

伊藤仁斎論語を「最上至極宇宙第一の書」と。

晏子の嫉妬?

・「君君たれ、臣臣たれ、父父たれ、子子たれ」秩序=愛情。

 しかし、封建ではない。「君、君たらずとも、臣は臣たらざるべからず、父、父たらずとも子は子たらざるべからず」はない。重要なので続く。

 

小言

土曜の朝の放送だったとみえる。

全体に一般の人にレベルを合わせてくださっている感があるこの本だが、毎回少しずつ緩めてくれているところがあって、当時の世情では一般的なのか、吉川幸次郎氏独自の語り口なのか、興味深い。

ー引用はじめー

ベートーヴェンか誰かのシンフォニーを聞いて、感動のあまり三か月間はビーフ・ステーキを食ってもうまく感じない。

ー引用おわりー

楽というと、何かこの雅楽のオリジナルのようなイメージを勝手にいだいているし、肉と言われると、なんとなく豚の三枚肉の東坡肉のようなものを想像していたので、ベートーヴェンビーフ・ステーキでずっこけさせようという感じだったのか、大まじめだったのか、語り口を聞いてみたい。