読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

童子問 第10章

「後世の学問は高く遠いところに向かっていき、論語の精神に背を向けて走って行く者がいるのはどうしてですか?」 「高いところにいる人は低いところを見る。だから、その言葉は自然と低くなる。 低いところにいる人は高いところを見る。だからその言葉は高…

ここから何回かは

ここから何回かは以前UPし忘れていた分をあげていきます。

童子問 22章

「学問は果たして人の天性の中にあるものでしょうか、それとも外にあるものなのでしょうか」 「内外一致です。内が外を助け、外が内を養います。両方があるのが本当です。たとえば人間の存在のようなものです。心、思うこと、知性、他人をおもんぱかることは…

童子問 21章

こども「学問の素晴らしいことはすごいですね。その詳細を教えてください」 「宋明の儒の先達である朱熹らは、皆、天性がすべてであってこれを至上とし、学問の意味が非常に大きいことを知らない。だから、天性には限りがあって、天下の道には窮まりがないこ…

童子問 第20章

「先生、文を学ばなければ必ず見識が偏ってくる。とおっしゃいますが、仏教でも禅では不立文字といっていますし、近世の王氏の学問である陽明学でも、書を読んで義理を講じるのはダメだと言っています。こういうものはダメだということですか?」 「道の指標…