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「論語の話」吉川幸次郎 第3回

第3回 孔子の生まれ

・前回蒋介石毛沢東論語は読んでいるはずと言ったところNHKのディレクタが、マルクスレーニン主義の毛が古臭いものは読んでいるはずがないと不満だった。そこで毛沢東論語を多々引用していることを立証した。

・中国の文化での孔子の名前や人柄、生国の魯について。生まれについて述べるが前半の立証に時間がかかり、三回目はここまでとなる。

 

小言

 いきなり冒頭で説明をせざるを得ないあたり、政治の季節だったのだなと感じる。おそらく政治的な職員がいて、絡まれたのであろう。

 折しも、文化大革命の年であり、ベトナム戦争の年でもある。日本が政治的に熱かったのだろう。真似をして「権威」の足を引っ張ろうとするクズがいてもおかしくはない。2020年現在もそう状況は変わらないかもしれない、

 そして、中国語が堪能とはいえ、ネットもない時代にたった一日の間に毛の著作から論語引用部分を探し出してきて論語論として説明している。現在のオトナたちに比べて本当に大人であると感心する。