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「論語の話」 吉川幸次郎 第16回 

第十六回 魯の宰相時代の生活

・50-56才のキャリアについて

 →孔子は、当初都知事のようなポジションにつき、その後昇格して、建設大臣、司法長官、法務大臣、首相となった。

 →そこで専横していた3ファミリの家老を排除しようとして負ける。

・この間の言行は論語にはほとんど記載がない。

・厩が焼けたとか朝の着物を家では来ていて、外に行くときにはもう一枚羽織ったとか、朝ご飯は良いコメを食べたとか腐ったものは食べなかったとかそういう細かいこと。

・身長の1.5倍の布団を使ったという、中国で足元をくるむ布団のスタイルは気持ちいい。

・こういう話の中に隣国の道化と自国の悪い者を殺したと記載がある。ここについてはまた次回。

 

小言

・足元くるむとよく眠れるというのは確かにそうかもしれない。今までのところで硬い話だけしていた吉川先生が突然、感想を述べるのが面白い。

・みだらな音楽としてこのころの日本の説明で「ジャズのようなもの」というのが面白い。たしかに小津安二郎の「おはよう」でもジャズはワルの音楽という感じで描かれていたっけ。