読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リトルモンスターズ モンスター 岩波国語辞典P1557

モンスター ① (巨大な)化け物、怪物。 ②巨大なもの。圧倒的な迫力のある人や物。 ③理不尽な要求や苦情を繰り返す横暴な者。 冴えないデスメタルミュージシャンのディビッドのクズ生活を延々と見せられる映画。 姉の息子の幼稚園の先生に一目ぼれして、遠足…

あやし 字訓 P46

あやし [霊、異、怪、奇] 霊妙で不思議である。常識では理解し難いようなことに対して、驚きの感情を持つことをいう [中略] 奇は大きな曲刀を以て祝禱の成就を求める意。 [後略] 中国の大きな曲刀といえば、八卦刀や春秋大刀が思い浮かぶ(とはいえ、…

愚か者の身分

2019年の第二回大藪春彦新人賞の受賞作を読んだ。 選考委員たちの小説の体うんたら...というコメントや購入者の批判もあり、電子書籍で購入するのに躊躇したが、良かった。魚、さかなと言われているトリックが面白いのは言うまでもなく、大藪春彦が当時カッ…

しるし 岩波国語辞典 P757

鬼滅の刃の煉獄さんの納刀がどこかで見覚えがあるカタになっていた。抜刀と納刀について、すばらしい身体能力をお持ちの役者さんたちが、居合や剣術の技にケレンをつけて演じていた時代劇が盛んだったころ人と、時代劇をあまり見たことのない私では、イメー…

つらい

つらい、ちょっと書けない。

あや 「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P45

どうも、調子が狂う。 この辞書は儀式を語りすぎていて、こわい。 こんな大和言葉のあとに、死者を聖化するために胸にV字の入れ墨で模様を加えたもので、死体に邪霊の憑ることを防ぐとか平気で書いてある。 昔の人は死体に邪霊が憑依して動き出すと信じるほ…

ギャップ萌え「ザ まさこ スタイル」

「ザ まさこ スタイル」という本を見かけた。 伊藤まさこさんという「スタイリスト」さんが書いたファッションの本である。 題名からは、失礼ながら、押しがめたくそに強くて、ケバい まさこ さんが、自分の写真をドカーンと掲載して、どうだどうだ。という…

あみ「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P44

あみ 網 羅 魚や鳥をとるための網。糸や縄を編んで作る。「編む」の名詞形。 [中略] 羅はかすみ網のように張り巡らすものである。網と合わせて網羅といい、根こそぎにするという意に用いる。またあらゆるものを列ね並べることをいう。 網羅するというのは…

あまねし「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P43

「あまねく」という表現を人生で初めて聞いたのはいつの事だっただろうか。 信長の天下布武あたりだろうか? あまり書くこともない。 あまねし 洽 歴 遍 およばぬところがないように、広くゆきわたる。「まねし」は度重なること

あまし 「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P42

ここ十数年ほど、本来は甘くない生の食べ物を食べて、それが何であっても「あまーい」というのが流行っている。もう十年もたてば、それは流行りというより文化の変遷かもしれない。 たんぱく質を含む食べ物が分解されてアミノ酸の甘味を感じることはあり得る…

あぶる「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P41

ホタルイカの干物をライターで炙って酒の肴にするのが好きだ。 あれを家で一人、指を焼かないように長い腕の部分とエンペラの部分を交互に持ちながら、焦がさないように、ターボライターで遠火で炙っていると、何をやっているのだろうという気分になり、日本…

跨(あうどこぶ) 「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P40

あふどこぶ 跨 足で踏みつける、足で踏み越えることをいう。古訓点資料のみにみえる語。 中略 ただ跨越するのみでなく跨有支配の意を含む使い方である。 中略 袴のように両足にわたるものをいい 後略 海を越え、山を越え越えながらその地を制覇してきた。あ…

輒 おうさわに「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P39

あふさわに 輒 そのまますぐに、たやすくの意に用いる。 用いるだろうか?おうさわに、あふさわに共にほかの辞書には出てこない。 この字も複雑だ。用例が気になる さを鹿の萩に貫き置ける露の白珠 あふさわに誰の人かも手に巻かむちふ[万1547] 鹿さんが萩…

めんどくさいときのナス

煮びたし、揚げ、焼き、田楽...そう、ナスだ。 おっさんになってきてわかってきた。 ナスは美味い。 しかし油をよく吸うし、あまりヘルシーな奴というイメージがない。 そこで、がっつりした感じの味付けでローカロリーでないとおっさんには無理だ。 先ず、…

あい「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P38

「あい」というのは、「あいだ」の項によると、 国語においても「あひ」は「相對するもの」で重要な緊張した関係を意味する語であった。 という。 あふ「合 会 逢 遇 闘」 両者が当たりあう関係をいう語であるから、出会いから戦うまで、すべての関係が含ま…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P37

あひだ「間」 物にはさまれた中間のすいているところ。ものの中間を意味する「あひ」に、指定語の「だ」のついた形。場所的な関係のみでなく、時間的にもその流れを中断する意に用いる。 梅の花折りてかざせる諸人は今日の間はたのしくあるべし[万832] 梅…

100投目

こんなくだらないブログだけれども、なんとか100投してみた。 まだまだへたくそだ。 まぁ、誰に読ませるというわけでもなし、毎日投稿を目標にしてみただけのこと。 小さな満足を得たところで何にもならないが、辞書を読む目標はなんとか続いているという…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P36

平安の王朝文学を表す言葉として、「もののあはれ」と教科書などで習ったが、 結局、この「あはれ」をちゃんと受け止められなかった。 あはれ「怜」 強い感動を表すときの感動詞。また名詞。「あ」「ああ」のような突出的なものと異なって、「あな」には感情…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P35

小学生のころ、トムソーヤの冒険という話を読んだ。 インディアンジョーという「敵」が墓暴きをしている途中で殺人を犯し、裁判中に判事を襲い法廷から脱出したり、確か最後は洞窟に閉じ込められて餓死させられる話だった。 徹頭徹尾恐ろしいキャラクターと…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P34

あに 豈 反語的な語法に用いる副詞。訓読語として多く用いられる。 價無き寶と言ふとも一坏の濁れる酒に豈まさめやも[万345] ってやんでい値段つかないくらいの宝より、俺ぁ、この濁り酒の方がいいね。 という感じだろうか、 何かよほどやってられない…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P33

内面の衝動に駆られるということが、最近少なくなってきたように思う。 活きているのか実感が感じられないと言いかえることもできるかもしれない。 すこし衝動的な身としては人並みになってきたとも言えるので、あながち悪いことばかりではないが、老化現象…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P32

あな「痛 大」 「ああ」という感動詞と同じであるが、下に形容詞の語幹が続いて「あなおもしろ」のようにいう。古い感動詞なのであろう。訓示にも漢字の感動詞を用いずに痛や大のような副詞系の字を用いる。 阿波禮 阿那於茂志呂、阿那多能志、阿那佐夜憩 飫…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P31

ほととぎす春を鳴けともあとふとも人の心をいかが頼まむ[古今六帖、4] わからないうえにGoogle検索しても出てこない。 そもそも古今六帖から調べてみると、 お茶の水女子大学E-Bookサービス(https://www.lib.ocha.ac.jp/e-book/list_0002a.html) 「古今…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P30

「魔女」という韓国アクション映画を見た。 それはそれで興味深いのだが、気になった語があった。何度もでてくるのだが、「〇▽□かっちぇる☆§〈」とかいう語だ。韓国語は全くわからないが、 北部九州弁で、「仲間に入れる」などの語が「かっつえる」(福岡)…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P29

今日はゾッとした。子供のころ友人に「○○ 篤」君がいた。 あつし という項目を見て、驚いた。 篤志家になるのかなとか、良い意味しかないと思っていた。 しばらくして、重篤などの語を知り、おや?と思った。 事情や背景は分からないし、良い意味で名づけら…

あしまかせ「岩波国語辞典 第八版」P23

昔、マラソンを走る上司がいた。 己の力だけで42.195キロ移動するというのがどういうことなのかを知りたくなり、近所の川の河口まで電車で行き、源流近くまで歩いた。55キロほどだっただろうか? それから川沿いを歩くことに目覚め、コロナの流行で今は控え…

「岩波国語辞典 第八版」P24

今日はいろいろ展開する。 あせしらず「汗知らず」汗を吸い取らせるために肌にはたく粉。シッカロールなど。 とある。シッカロールで調べると シッカロール あせもの予防や治療に用いる、白いさらさらした粉末 商標名。 とある。ネットで調べると、和光堂が…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P28

あつし「熱、暑」 暑い日が続く。 火神軻遇突智がどういうわけだか変換できず、少し苦しんだ。 鬼滅の刃の影響だろうか?火の神カグツチとかいう変換になってしまう。 だいぶ前に鬼滅の刃の映画を見た。 鬼になって無限の命を得ることと、儚い命の人間が鬼滅…

「角川 新字源 改訂新版」P28

なんとなく、子供のころに「おだんご」のような漢字だと覚えた記憶がある。 おだんごが関係あるのは、訓読みの場合だけのようだ。 センと読む場合には連なる意味が強く、カンと読む場合には、意味が変わってくるのだろう。 これらの読み方も知らなかったし、…