結論
・現段階において、BingによるChatGPTは特許文献の調査や、その要点の抽出に関しては使ってはいけない。
・ChatGPTは知財業務の負荷を低減にはつながらない(確認コスト増加)
・GPT-3.5というモデルが、Given an initial text as prompt, it will produce text that continues the promptであることと、発明との相性が悪いことに起因していると考える。
・この結果は、特許文献、ChatGPTのいずれの能力や価値を貶めるものではない。
実証
他の検証と同様に、特開2018-029558をまた使わせていただく。
これは二枚の重なった切り餅を個包装しているものです。
Oh、いきなりの嘘。題名が違うし、解決手段も違う。めちゃくちゃだ。
出願時の独立請求項は二つ。請求項1と4である。
更に怖いのは、この請求項の中身が、まるっきり嘘っぱちであること。
ポイントも嘘八百から生成された嘘。それっぽく参照先が書いてあるのがまた、狂っている。
内容は難しいか。書誌事項だけでもあうだろうか?
出願日 OK
公開日 OK
審査請求日 嘘
審査結果未公開 嘘 →2019年7月に特許査定を受け登録料納付済。
書誌事項もダメか
技術的効果、はい、嘘だらけ。
気を取り直して、君、自然言語の要約、得意だったよね。請求項1を要約してもらおう。
はい!?従業員の出席簿データから機械学習をする説明っぽいものが。
は?指摘したら餅に戻ったが、ちょっと内容がずれてきたぞ。
なぜ厚労省のサイトから何かを持ってこようとしているのだろう?
どうしてこうなったのか、間違い防ぐ方法がないか聞いたら、逃げ出した。
卑怯だ。