読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P35

小学生のころ、トムソーヤの冒険という話を読んだ。

インディアンジョーという「敵」が墓暴きをしている途中で殺人を犯し、裁判中に判事を襲い法廷から脱出したり、確か最後は洞窟に閉じ込められて餓死させられる話だった。

徹頭徹尾恐ろしいキャラクターとして描写されていた。

もう、登場シーンからして、イボだかを取るための魔術みたいなことをトムがしていたら、墓あばきに来るという意味不明な行動に出ている。

言葉の意味はわからないものの、「はかあばき」というのが何かおぞましい行為であろうと想像しておびえていた。

 

あばく「発 發 撥」

他動詞は四段。自動詞は下二段。古くは「あはく」という清音であったらしい。

自動詞のときは剝げ落ちる。剥落する意。他動詞の時は土中などに隠されているものを取り出す、また整っているものをあらける意となる。