読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

あや 「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P45

どうも、調子が狂う。

この辞書は儀式を語りすぎていて、こわい。

こんな大和言葉のあとに、死者を聖化するために胸にV字の入れ墨で模様を加えたもので、死体に邪霊の憑ることを防ぐとか平気で書いてある。

昔の人は死体に邪霊が憑依して動き出すと信じるほど無知蒙昧だったというのだろうか、それとも死体が動き出すようなことがあったとでもいうのだろうか。

しかし考えてみれば、現代人も棺桶の上に、短刀を置いたりするので、そう変わらないともいえるのだろうか。

 

あや 文 綾

交差することによって構成される模様、またそのような模様を織り出した絹織物をいう。木や玉などの表面にあらわれる自然の情理をも言う。織目を「あやめ」といい、美しい模様にもいう。