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「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P31

ほととぎす春を鳴けともあとふとも人の心をいかが頼まむ[古今六帖、4]

 

わからないうえにGoogle検索しても出てこない。

そもそも古今六帖から調べてみると、

 

お茶の水女子大学E-Bookサービス(https://www.lib.ocha.ac.jp/e-book/list_0002a.html

「古今和歌六帖全注釈」   古今和歌六帖輪読会(代表:平野由紀子) 著

 

があった。

これによると、ほととぎすはるをなけともあとふとも であって2214であるようだ。

作者、きのつらゆき とある。

 

ここから類推すると字訓の方は、

夏の鳥であるホトトギスに春を惜しんで鳴けと頼むことができても、人の心をどうして頼みにできようか。

というところのようだ。春を鳴くという表現がおもしろい。

解釈や正しい語義はわからないが、寂しげな雰囲気。