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「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P28

あつし「熱、暑」

 

暑い日が続く。

火神軻遇突智がどういうわけだか変換できず、少し苦しんだ。

鬼滅の刃の影響だろうか?火の神カグツチとかいう変換になってしまう。

 

だいぶ前に鬼滅の刃の映画を見た。

鬼になって無限の命を得ることと、儚い命の人間が鬼滅隊として、元人間の鬼を滅ぼさんとすること、鬼には鬼なりに、鬼とならざるを得ない各々の事情があったこと、などがいろいろな人の共感を生んだのだろうか。

 

湿度が高くて、温かい程度を超えること。「あたたか」は「あつあつし」で同根の語。「あつかふ」はその動詞形である。

伊弉諾尊、火神軻遇突智を生まむとする時に、悶熱ひ懊悩む。因りて吐す。此神と化為る。名を金山彦と曰す。

「悶熱」はやけどなどに苦しむ意であろう。「あつし」と同源の語である。