読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

跨(あうどこぶ) 「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P40

あふどこぶ 跨

足で踏みつける、足で踏み越えることをいう。古訓点資料のみにみえる語。

中略

ただ跨越するのみでなく跨有支配の意を含む使い方である。

 中略

袴のように両足にわたるものをいい

 後略

 

海を越え、山を越え越えながらその地を制覇してきた。あうどこぶは、そういう感じの言葉のようである。

 

漢字の説明を見ると、なんというのか表現が難しい感覚ではあるが、武道で股関節の付け根のあたりを折り曲げることで身を自在に働かすことと似ている気がする。