あな「痛 大」
「ああ」という感動詞と同じであるが、下に形容詞の語幹が続いて「あなおもしろ」のようにいう。古い感動詞なのであろう。訓示にも漢字の感動詞を用いずに痛や大のような副詞系の字を用いる。
阿波禮 阿那於茂志呂、阿那多能志、阿那佐夜憩 飫憩(あわれ あなおもしろ あなたのし あなさやけ おけ)[古語拾遺]
十数年前にある方が、技とともに教えてくださった一節だが、古事記とその武術でやっていたことのつながりが今頃になって少しずつ理解できる部分が出てきている。
まさに、「ああ」と思う。