論語とコンピュータ(読み書きそろばん)

ちょっとずつ読んで、書いてみる

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「角川 新字源 改訂新版」P6

[七生」しちしょう 何度もこの世に生まれ変わること。 仏とある。なんとなく楠木正成の言葉とか、第二次世界大戦の際に「七生報国」などと使われていたイメージがあるが、仏教用語であったとは意外に思う。今日公開することは不適切な気もする用語ではある…

「岩波国語辞典 第八版」P2

岩波はすこし間があいてしまった。 あいかた「相方」 あいて ア 特に(演芸で)組む相棒 イ 遊客の相手の遊女 アマゾンプライムはありがたいのだが、平和な映像を見ているときに、定期的に何の脈絡もなく松本人志とかいう、前歯がすき歯になっている坊主頭の…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P10

「あからし」「懇」 Covid19の影響でここ二年ほど全くやっていないもの。そう懇親会の懇という字だ。 なんだか漢字の側からすると意外なことが書いてある。 悲しみの深いことをいう。とこの字の上半分は猪が土を掘り返すことを言うと、これで農地を掘り返さ…

第七回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P9

「あがむ」「崇、重、奉」 重があがむと読まれることに驚いた。どういうことなのだろうか。 元重量をいう字である。重量のある事より重宝の意となり、崇重の意となる。 物理的なものから、次第に心理的な意味に字義が展開してゆくのである。という。 形式と…

「角川 新字源 改訂新版」P5

[七音]しちおん 七つの音階。七声ともいう→五声 七つの音階というとドレミファソラシドだろうか? こういう微妙な不親切感が好奇心を掻き立ててくれる。どうやらイコールではなさそうだ。 ja.wikipedia.org さて、音楽はともかく、発音は難しい。なんと「…

「角川 新字源 改訂新版」P4

[一敗塗地]いっぱいちにまみれる 戦争で大敗する。完全に負けて腹わたや脳みそが地面で泥まみれになる。 えーっ!?おじさんは家の中で小さく声を上げてしまった。 一敗地に塗れるって、ハラワタや脳みそが泥まみれって、ほとんどゾンビ映画ではないか。史…

第六回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P8

6回目になる。おじさんは無知なので日記などを書いてみると、後であーあの時はあんな恥ずかしいことを思っていたのか。。。などと反省することが多い。 だからこんなところに辞書の中身にかこつけて、日記のようなもの書いてよいのだろうかと恐ろしくもなる…

第五回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P7

「あがた」「県 縣」 大和王朝の王室直領を「あがた」といったらしい。 中国での古制は明らかでない点が多いという。 管鮑の交わりの、鮑叔の家の器にコレコレと書いてあるなどということが書いてあって、あれほど戦乱の多かった国の列国期の器にも残るもの…

「岩波国語辞典 第八版」P1

岩波国語辞典。第何版であったのか、覚えてもいないし、読まれてボロボロになって実家のどこかに転がっているであろうと思われるが、辞書読みはじめは小学生のころ、この岩波と大辞林だった。 「アーカイブ」公文書などの保管所。転じて、(電子媒体によるも…

第四回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P6

「明」「あかし」明るく、清く澄み通った状態。色彩を表す「赤」とは違い、「明」は光の感覚。「暗し」は対義語。「明かす」に対して「暮らす」がある。 窓は神明を祀るところであり、明がただ明るいという光の感覚だけでなく神明の徳、聖明の徳を示すのはそ…

「角川 新字源 改訂新版」P3

[一枝春]いっしのはる 梅の花をいう。南朝宋の陸凱の詩に「聊か一枝の春を贈る」とあるのに基づく。 一枝の春。なかなか良い感じだ。梅の花が咲くころはまだ温かくはないが、春が着実に来ているという期待感が芽生える。その感じそしてごつごつした梅の木…

第三回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P5

「あか」「赤」あかとは、黄色までもを含む光の感覚。母音変換で「あけ」ともなる あけましておめでとうございます。という正月の挨拶も何か関係があるのだろうか。 読み進めると修祓と関係があるという。 是の高志の八俣遠呂知・・・彼が目は赤加賀智の如く…

「角川 新字源 改訂新版」P2

[一夏]いちげ 夏に僧侶が九十日のあいだ、一室にこもって修行する期間。 夏にお坊さんが籠って修行する。ということ自体を知らなかったが、1年の25%ほども籠るといろいろなことができそうではある。 Covid-19 のおかげでお坊さんでない人たちも、半強制的…

第二回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P4

それでもくじけないのがおじさんなのである。 なんと!さらに「あ」が続く。日本語の漢字の感動詞には50以上もあるという。どこまで「あ」は続くのだろうか。 次は「あ」「畦、畔」である。古事記で読んだスサノオノミコトの暴れる様子による「あぜ」の説…

「角川 新字源 改訂新版」P1

どうにもたくさんあって一つ選ぶのが難しい。 [一紀]いっき 木星が太陽を一周する期間。十二年。 などというのもあり、一体昔の人がこの観察をどうやっていたのだろうかなど思いをはせたりもする。 [一饋十起]いっきにとたびたつ 夏の禹王が賢者を求める…

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P3

うん。辞書の選択を誤ったかもしれない。何なんだこの辞書は。。。 一ページ目には「あ」しか出ていない。しかも、「烏、於、鳴呼、噫、咨、嗟」といきなりすごい数の読みなれない漢字が出てくる。 気を取り直して読み進める。 感動詞は母音が多いという。そ…

自己紹介

急に理系のおじさんが辞書を読んで、気になった言葉をピックアップしてみることにした。 なんでそんなことをはじめたのかって? おじさんは、言語学者ではない。 さらに漢字に詳しいわけでもないし、語源説だとか、難しいことはよくわからない。 子供のころ…