読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

第五回「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P7

「あがた」「県 縣」

大和王朝の王室直領を「あがた」といったらしい。

中国での古制は明らかでない点が多いという。

管鮑の交わりの、鮑叔の家の器にコレコレと書いてあるなどということが書いてあって、あれほど戦乱の多かった国の列国期の器にも残るものもあるのだなと感心した。

そういえば根津美術館に行った際に、殷の時代の青銅器を見たことを思い出す。読めないが、絵が何かたくさん書いてあった。器に字を残していたから、いろいろな情報が残された。ということだろうか。確かに青銅の器を鋳熔かそうというのは相当に意図的にやらざるを得まい。

 

なんとなく、焼き物じゃないかとか、百均で安く売ってるようなものっぽいとか、国立博物館の東洋館なんかで日中韓の焼き物などをみても、それ以外の様々な事物に目が行ってしまって、器にはあまり興味を持たないで来たが、これから器に興味を持ってみるのもよいかもしれない。