話題の?宮崎駿監督作品を観てきた。
私にとって、このブログで過去に紹介してきた作品のいずれをも上回るクソ映画であった。
これは生成系AIに過去の宮崎駿作品を読み込ませ、
「もう、会社をたたみたい。人生の最後の作品としての新作をつくって」
と指示して、出てきたものを映画にして見せているのではないかとすら思える内容
あるいは、単に死を恐れる成功した金持ちの老人が頭を打ってみた夢を延々と見させられている感じの内容だった。
ボケ老人の夢に付き合わされている感じで整合性が取れておらず、
宮崎駿は出していいものいけないものの取捨選択ができなくなった。
あるいは映画文化人が持ち上げて教祖様にしてしまった結果、ダメになった。
と感じた。
宮崎ファンが喜びそうな、お好みの表現を大量に出して切り貼りしてはいる。
ただし、メッセージ性も何もない駄作であり、
題名を流用され、作品の一部をアニメ化された吉野源三郎の小説はもちろん、
どう生きるかなどという主題との関連性もほぼないと言っていいだろう。
豪華声優陣もうがった見方をすれば、これでは売れないと焦ったスタッフが奔走したのではないだろうか?そこに音声を老人に聞き取りやすいように、一つずつの音をはっきり大声で叫ぶ学芸会のような発声をさせたのだろう。
絵柄も、うすぼんやりした風景にラフレシアの赤、黄色の花などのポイントだけくっきり書いて、老人のぼんやりした注意力に合わせている。
この駄作をだれも止めなかったのは、宮崎が老王としてふるまい、後継者を育てなかったからだろう。
ジブリ王国の積み木を最後にぶち壊した最悪の駄作として、永遠にその名を刻むだろう。
そしてハリウッドで生成AIに関するストが起きている今、監督をする者もよほど心掛けない限り滅びてしまうかもしれない。
今の老人世代に散々振り回された中年として言えば近い未来にじぶんの首が締まるようなことだけしか言えないかもしれない。
https://www.imdb.com/title/tt6587046/?ref_=fn_al_tt_1