The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
https://www.imdb.com/title/tt0120737/
あらすじについては、あらすじがほぼイコールで映画であるため
映画を見るか、リンクから追うか、原作を読んでもらえばいいと思う。
西洋ファンタジーものの王道作品。
世界観の説明をふわっとして、旅の仲間がそろう。敵襲を受けてバラバラになった仲間たちは…
ただ、説明をしないと不親切だと思うので言っておくが、10時間映画を見る覚悟を決めてほしい。
これは、3時間以上見させて、唐突に話が途切れるように終わる作品なのだ。
これを公開当時映画館で見て、途中トイレに行きたくなるわ、話は唐突に終わるわで、
原作を知らなかった私にとっては、熱烈なファン向け、内向き作品でしかなかった。
読めばよいのだが、多忙で業務外で文字を読むことができない精神状態に追い込まれていたので、非常にフラストレーションがたまった。
The Lord of the Rings: The Two Towers
https://www.imdb.com/title/tt0167261/
あいかわらず、あらすじについては、あらすじ=映画であるため
映画を見るしかない。
本当に腹立たしい。
これもまた、さらに3時間以上見させておいて、唐突に話が終わる。
ならば最初から10時間超えとして公開してはどうか。
The Lord of the Rings: The Return of the King
https://www.imdb.com/title/tt0167260/?ref_=tt_tpks_tt_t_1_pd_tp1_pbr_ic
長い。長すぎる。
とにかく、指輪を溶岩に投げ込み、人間が王に帰り咲く。
生物としての整合性云々と言っていたモンスター造形の割には、物理法則を無視したような城壁の壊れっぷり。建造物はパネル工法で作られているのか、あっという間に修復される。
モンスターは鉄を鍛造する文明を持ちながら、斧の発明をせず樹木はロープをかけて引き倒す。生木がいきなり燃料になる。
リアリティを求めているのか、ファンタジーを極めようとしているのか、なんだかよくわからない作品。途中で、再生速度を10倍くらいにできないかと何度も思ってしまった。
いわゆるファスト映画は、法令違反であり許されない行為であり、一切推奨しないが、コンテンツの薄さと冗長さ、内向きで初心者にハードルを課して文化ぶっているようなB,C級映画製作者のカルトな姿勢がファスト映画とかいう愚かな違法行為を生んだのではないかとすら思う。
しかし、ファスト映画では、スメアゴルの苦悩や、指輪を見た他の人の葛藤表現などはおそらく見ることはかなうまい。
10時間強見たが、現時点での私は、この作品が相変わらず、それほど好きではない。嫌いからのそれほど好きでないなので、改善されたともいえるだろう。
やっぱり、良い映画なのかもしれない。
スメアゴルの人生だけが解像度高く表現されている不思議な作品。