論語とコンピュータ(読み書きそろばん)

ちょっとずつ読んで、書いてみる

「岩波国語辞典 第八版」P15

オリンピックでKARATEのカタというのをみた。(空手だとか唐手だとかどういう字を当てたらいいかよくわからないので、とりあえず競技名ということでローマ字表記にしておく。)

ラジオなどを聞いていると、聞きなれないカタの用語が話題になっているらしい。

北谷屋良公相君とか壱百零八手とか、必殺技よろしくカタの名前を叫び、大声で掛け声を出しているのが「真の日本の武道らしい」と言われているようだ。

私が気になったのは、皆、芝居のかたき役のような、力の入った怖い顔をして演武していることだ、きっとそういう顔をすることを含めて法とする武術の体系なのだろう。

 

だた、見ている人が、あれを「真の日本の武道らしい」と評することに違和感を感じる。私にはKARATEはエキゾチックな異文化のものとして感じられる。

「日本の武道らしい」というのは、掛け声などあげることなく、ただただ冷静に相手の攻撃が無効化されてしまい、何気なくかたき役がきられていく、時代劇の立ち役のようなものを指すのではないだろうか。

 

あくがた「悪形」 芝居で、悪人の役。悪役。かたき役。