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ハンニバルライジング 2007

1944年のリトアニアとフランスでの、羊たちの沈黙 のハンニバルレクターの若いころの犯罪を描くアクションスリラー。

手紙は憶えている Remember(https://www.imdb.com/title/tt3704050/?ref_=fn_al_tt_1)をもっと若い時代でやりたかったのかもしれないが、そこまで優れてはいないと思う。

というのも、

孤児であるレクターと、後年の文化資本が豊かなレクターを結び付けようとしたためか、無理やり、残虐性を外国人が考える間違った日本文化もどきのせいのようにしたり、

単に自分が気に入らないから犯した身勝手な犯行を政治的な要素を結び付けたりのせいにしたり、

するからである。

 

一方で

コン・リーが演じるレディームラサキが、レクター顔負けに強く、残虐でおもしろいし、レクターの往年のギャグ、ほっぺた齧りの理由なども説明される(本当にそんな文化があるのかは胡散臭いが…)ことは興味深い。

 

なお、作中のめちゃくちゃな日本考証に関しては、作中の言葉をそのまま返しておこうRudeness is an epidemic

 

IMDBリンク: 

https://www.imdb.com/title/tt0367959/?ref_=nv_sr_srsg_5