論語とコンピュータ(読み書きそろばん)

ちょっとずつ読んで、書いてみる

「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P15

[あぐむ][踞、趺坐]四段。「足組む」の意で、あぐらをかくことをいう。

十掬劔を抜きて、逆に浪の穂に刺し立て、其の劔の前に趺坐みて、其の大国主命を問いて言らさく… 

この古事記のシーン、海の波の上に刀を逆において、その上に胡坐かいてというのは、剣豪小説で笹の葉の上に座ってみせたという飯塚長威斎の逸話のようでちょっと面白い。

本当にこんなことができるとは考えにくい。そして何の役に立つのか理解しがたい。

そしておそらく何らかのトリックがあるマジックであろうとおもわれるが、やられた側は、えっ!何?マジ??という感じにはなっただろう。

何のためにこういう手段を使ったのかというところに真髄があるのだろう。