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「岩波国語辞典 第八版」P19

昔、田舎に「なまず屋魚福」というナマズを食べさせるお店があった。

今は廃業してしまったようだが、金色のなまずの大きな看板が掲げられており、小さな、でも歴史ある店だったようだ。

その店で大昔なまずを食べたときに、メニューに赤魚というのがあった。

私はなまずを美味しくいただいたので、結局何だったのかわからなかったが、おそらく、川魚を食べることができない人のために用意したメニューだったのではないだろうか。店の前にカナダ産赤魚という発泡スチロールがあったので、何だろうか?と思ったものだった。

近頃近所のスーパーなどでも赤魚の粕漬や赤魚の干物を見かける。

だいたい、アメリカ産かカナダ産で、白身の美味しい魚であるが、生前のお姿を知らない。

 

「あこうだい」「あこう鯛」鯛のように赤く、大きな口と目を持つ海魚。多く「赤魚」の名で流通する。めばる科。

 

ということで、調べてみたが、どう見てもメバル

赤いメバルである。

辞書の「鯛のように赤く」という表現にはすこし疑問を持った。

鯛は桜色をしているように私には見える。