読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

「角川 新字源 改訂新版」P10

[三鈷]さんこ 真言宗で用いる仏具。鈷は、もと兵器で煩悩を破るという意味があった。金属製で端に三つのとがった爪がある。

 

これこれ、こういうのがおじさんは子供のころ好きだった。

何を言っているのか、この文章では何もわかるまい。

辞書には時々言葉で説明することをあきらめて、絵が描いてあることがある。岩波や大辞林ではその絵が小さく精緻に書かれていた。この薄い独特のにおいのする辞書の紙に精緻に書かれた挿絵が堪らなく少年時代のおじさんの想像を掻き立てたものだった。

いかん、興奮してしまった。三鈷に特別な思いは、ない。