論語とコンピュータ(読み書きそろばん)

ちょっとずつ読んで、書いてみる

「岩波国語辞典 第八版」P20

男性の気を惹くために可愛らしさや女性らしさをアピールした言動や行動をとる女性キャスターやアイドルを「あざとい」と良いニュアンスでいう風潮があるらしい。

ここに岩波国語辞典は意を唱える。

 

あざとい 形 ①押しの強い、どぎついやりかただ。「――商法」 ②小りこうだ。「小学生たちが作り出した幼稚でーー怪談」。

 

私もよいニュアンスで使う用法が嫌いだが、どうもこの用例を見ると、

能吏のような無表情な真面目キャラが、感情の昂ぶりを表情や態度に出して自分のクールなイメージを壊したくないけれど、もう、どうにも堪らなくなって、丁寧な言葉遣いであるのに、表現が悪辣になっているような印象を受ける。

この悪意に満ちた用例に少し笑いがこみあげてしまう。