読む/書く

ちょっとずつ読んで、書いてみる

コンセプチュアルアート 

コンセプト

①概念

②企画。広告などで、全体をつら肉基本的な観点、考え方

岩波国語辞典 P588

 

DIC川村美術館で、ミニマルアート、コンセプチュアルアートを見てきた。

なぜ、どうしてこの時期のこの作品の隣に、あの作品があるのか、という配列や展示のコンセプト、個人蔵に近いとすると、個人のご趣味が素人にはよくわからない美術館だった。

 

常設の抽象画や前衛芸術も、良さがあまり理解できなかったが、コンセプチュアルアートは、見ていると徐々に腹立たしくなってきた。

 

奇を衒って、狂人の所業のような代物をみせることで、

「そんなものは芸術ではない」「そんなものに大枚払うなんて」

という言をひきだし、

「では、どこからが芸術で、どこからが芸術でないのか」

という議論を吹っかけているのではなかろうかと思ってしまったためだ。

 

そんなに議論を挑みたいくせに、自身の言葉で語らず、異国のキュレーター?に解説させ、人によっては作品自体を製造せず、雑音や汚れやゴミを作品だと称してはばからない。

ただ、それらは建前で、本音がどこかに見え隠れするように思われたからだ。

 

もしかするとここであぶりだされたのは、己のことなのかもしれないし、そうでないかもしれない。