あす「明日」
あくる日。夜が明けて迎える次の日。その夜明けの時間を「あした」といったが、のち「あす」と同義語となった。
み空ゆく雲にもがもな今日行きて妹に言問ひ安須帰り来む[万3510]
なんというか、すごくストレートな歌だ。
お空の雲だったら、遠距離恋愛のあの子に今日あって、明日帰ってこられるのになぁ
って…幼稚園児か。ポエムな人か。
教科書に載っているような古典には、こういうシンプル&どストレートなものが大量にあって、授業などで、文法やらの規則を教え込むためか、古代の人たちはりっぱで小難しいことばかり考えていたように(教える方はそんなこと言っていないのだが)、私のようなダメ生徒は捉えてしまって、教科書に載らないような部分ばかり読み漁ってしまうのだが、こういうところを教えたら、共感が得られやすいのではないだろうか。なんてことはどうせ何十年も議論されていると思う。