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ちょっとずつ読んで、書いてみる

あす「新訂 字訓 [普及版] 白川静 平凡社」 P22

あす「明日」

あくる日。夜が明けて迎える次の日。その夜明けの時間を「あした」といったが、のち「あす」と同義語となった。

み空ゆく雲にもがもな今日行きて妹に言問ひ安須帰り来む[万3510]

 

 

なんというか、すごくストレートな歌だ。

お空の雲だったら、遠距離恋愛のあの子に今日あって、明日帰ってこられるのになぁ

って…幼稚園児か。ポエムな人か。

教科書に載っているような古典には、こういうシンプル&どストレートなものが大量にあって、授業などで、文法やらの規則を教え込むためか、古代の人たちはりっぱで小難しいことばかり考えていたように(教える方はそんなこと言っていないのだが)、私のようなダメ生徒は捉えてしまって、教科書に載らないような部分ばかり読み漁ってしまうのだが、こういうところを教えたら、共感が得られやすいのではないだろうか。なんてことはどうせ何十年も議論されていると思う。